3.アクアテラリウムがつむぐ世界~理論編~(ちょっと長文です)

こんばんは。

明日急きょ休みのため、こんな時間でも更新しちゃいます。

 

さあ、今日は本題に戻りましてアクアテラリウムについて書きますよ。

 

iryond.hatenablog.com

 

前回は、理論編をすっ飛ばして機材編から入ってしまいましたね。

 

今日は、アクアテラリウムを始めるにあたって知っておくことを

つらつらと書いていきたいと思います。

 

「なんかよくわからないけど数値測ったりするんでしょ?」とか

「なんかよくわからないけど水替え大変なんでしょ?」とか

「なんかよくわからないけど大変なんでしょ?」等と

お考えの皆さま、ご安心ください。

 

アクアテラリウムは簡単です。

※ちょっとやってみたかっただけです。

 

 

水槽を維持するにあたって気にしないといけないポイントは、

おおきーーく分けて下記の3つです。

 

  1. 水はできる限り多めに。
  2. 全体的に水流ができるように。
  3. エサはあげすぎないように。

 

ね?簡単でしょ?

 

順番に、説明していきたいと思います。

 

1. 水はできる限り多めに。

近頃のインターネッツ広告では、

やれデスクに安らぎを★18cmキューブでめだかを買おう★やら、

やれ初心者でも簡単★30cmキューブでめだかを飼おう★やら、

誰でも簡単スモールスタートみたいな記事が散見されます。

クソくらえ善良なる市民の皆さまは信じてはいけません。

 

なぜか?とても簡単な話です。

 

誰しもが経験があるかと思いますが、

  1. 25mプールで誰かが粗相をする
  2. お家のお風呂で誰かが粗相をする。

 

どちらが、水質に対する影響が大きいか、

大きなお友達のみんなならわかるよね?

 

置く場所が許す限り、60cm水槽以上から始めることを推奨いたします。

# テレビの32vと同じで、60cmが一番普及しているので安いです。

 

2. 全体に水流ができるように。

頑張って書こうと思ったのですが、

1,3を先に書いちゃって疲れてしまったので、Wikipediaの引用でご容赦ください

止水域(しすいいき)とは、人の目では水が流れていると確認できないほどゆっくりした流れのある水域。湖や池、沼などがこれにあたる。停滞水域とも呼ぶ。逆に河川、渓流などの明らかな流れのある場所を流水域と呼ぶ。

たとえば池や湖では、水底に有機物が蓄積して酸素消費量が多いのに、水面からの酸素は底まで到達しにくい。冬季には対流を生じて水底への酸素供給が増えるが、夏期には対流が起きない上に水温が高くて分解が進むために、水底の方から酸素不足を生じやすい。

硫酸還元層を発生させる嫌気性還元バクテリアが好む環境でもあるため、水槽での水性生物の飼育にあたっては、止水域が生じないように気をつける必要がある。一方、水槽の一角に強制的に止水域を生じさせることで、嫌気性還元バクテリアを繁殖させ、窒素を分解させることもある。

引用元:.Wikipedia

 

要するに水の流れが止まるところがあると、

酸素不足が発生してあまりよくないのです。

良い子のみんなは、分水器とエアチューブを使って

水槽全体の水が循環するように!

 

3. エサはあげすぎないように。

魚はかわいいです。もちろんエビもかわいいです。

慣れてくると、人が近づくとエサタイムだと思って周囲によって来ることもあります。

だからと言って、甘やかしてエサを大量に与えていいのでしょうか。

・・・否!そうではないはずだ!

 

釣った(買ってきた)魚にはエサを与えないくらいでちょうどいいんです。

みなさんも経験があるはずです。

 

コーヒー一杯ごちそうするつもりだったはずが、

気づけばおいしいレストランで食事をごちそうしており、

小さなピアスをプレゼントするつもりだったはずが、

気づけば素敵な時計をプレゼントしており、

某夢のテーマパークに一緒に行く予定だったはずが、

海外旅行の航空券をプレゼントしており、

あろうことかあくる日に連絡がつかなくなったことが。

 

脱線しました。話をもとに戻しましょう。

※なお、上記は実話ではないのであしからず。

 

与えられたエサが魚を通じて分解されるイメージはこんな感じです。

(ちょうどいい絵があってよかった。)

http://www.sudo.jp/petproducts/aq/contents/powerbacter_pg/images/image6.jpg

 

 

エサ→魚→フン→アンモニア(猛毒)→亜硝酸(猛毒)→硝酸塩(ほぼ無毒)→分解

というフローですね。

 

アンモニア亜硝酸塩や、亜硝酸塩→硝酸塩では、

バクテリアくん達が非常に頑張ってくれているのですが、

、、、その話はまた今度にするとします。

 

大切なことは、「エサはあげすぎないように。」でしたね。

 

なぜか?話は簡単。

バランスが崩れるからです。

 

順調に稼働している水槽では、

下記のバランスがちょーーーどいい感じになっています。

 

・魚の数(=フンの量)

・エサの量(=フンの量)

バクテリアの含有数(=バクテリアの仕事量)

・濾過のスピード(これは今度)

 

需要と供給が絶妙なバランスで保たれている中、

エサだけ増えちゃうとバクテリアが参っちゃいますよね。

 

人間界でも一緒ですよね。健気に働いて尽くしても

ボート持ってるよ★なんていう富豪が現れた瞬間にサレンダーです。

 

 

といったところで。

今回書いた大事な3ポイントを注意して、

みなさまもアクアテラリウムライフをお楽しみください。

 

それでは。