~そもそも何なの!?シリーズ~ AWSとは

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みなさんこんにちは。

 

大手SIerやらに勤めていると、システムエンジニアと言いつつ、

.pptx,.xlsx,.mpp等、Microsoft謹製ツールに追われる日々で、

「開発ってこんな感じなの!?」と感じることも多いかと思います。

 

そんなこんなで近頃の動向を追えない中お客さんとかと話して、

なんでクラウド提案してくれないの~?とか、

最近BIが流行ってるんでしょ~?とか、

デジマってどうなの~?とか

CIやりたいんだけど~?などと、

自分の所掌じゃないことの質問を受けて「うっ」てなることありませんか?

 

「まだ時期尚早ですよ~」「セキュリティが~」とか

よくわからないこと言って逃げたりした経験ありませんか?

 

そんなSEの皆様を救済すべく、タイトルにもある通り、

「そもそも何なの!?」的なことを

"至極短くわかりやすく"連載していきたいと思います。

 

ネタは色々あるのですが、

取っつき易い(てか知ってないとヤバイ)ところということで、

初回はクラウド(AWS)に触れたいと思います。

 

 

 

AWSとは?

IT関連の仕事をしている皆さまは

クラウドという言葉を聞いたことはあるかと思います。

 

AWSクラウドサービスのうちの一つです。 

競合としては、Microsoft Azure,IBM SoftLayer,SalesForce,Nifty等があります。

 

そして、駆け出しSEの皆様からアンケートを取ったところ、

なんと85%の皆さまが

クラウドってどうなんだろ?と調べて、

Iaas,Paas,Saasの魔法の呪文を見た瞬間、

心の扉をそっ閉じした、という結果が出ています。

 

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(よくみるこんな絵のやつですね。)

 

今回は、上記の概念には触れず、

何ができるか?」にフォーカスを当てたいと思います。

 

さて、そろそろ本題に入っていきたいと思います。

 

皆様SEとしてMicrosoftと戦っているとはいえ、

なんかよくわからない黒い画面(Teraterm)でサーバにログインしたり、

よくわからないコマンド(sqlplus)とかでDBに接続したりしたことがあると思います。

# けしてOffice嫌いというわけではないのであしからず。

# 最近知った"配置"の左右・上下中央ぞろえとかめっっっっちゃ便利です。 

 

オンプレミス(=サーバを調達してデータセンタに置いている環境)においては、

インフラチームがサーバを配置して、

OSをインストールして、

DBを構築しているからこそ、

先ほど述べたようなログインやら接続やらができるわけです。

 

では、AWSではどうなのか?

→天下のAmazon様が用意してくれて、

 インターネット経由サービスとして提供されています。

 

、、、サービスとして提供?インターネット経由?なんなの?ばかなの?死ぬの?って感じですよね。

 

私は親切なので、概念図をご用意いたしました。

下記をご査収ください。

 

クラウドが存在しない世界

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パワポ使って書いた感ありありですね。

 

クラウドが存在しない世界ではだいたいこんな感じです。

インフラチームの作業の後に皆様がアクセスできるようになりますね。

何が大変かって、機器調達の前にベンダと価格交渉するやら、

偉い人の決済を取得するやら、ラッキング場所や配線取り回しの検討やら

とにもかくにもめんどくさいことが多いわけです。

 

しかも、開発前にPoCやりたくても、検証機器が1億円しますとかだと、

「買っちゃうけど後からできませんとか言うなよ!?」みたいな、

コンセプトをプルーフできないみたいなことも往々にして発生しえます。

 

そんなのだれも責任を負えないし、嫌ですよね。

だからクラウドを使うんです。

 

クラウドが存在する世界

 

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クラウドが存在する世界ではだいたいこんな感じです。

ユーザは、使いたいサーバ・リソース・機能を管理画面に入力すると、

ものの数分で環境が構築されてログインできるようになります。

 

また、上記の例ではLinux,Oracleと書いていますが、

LAMP(Linux,Apache,Mysql,PHP)サーバを自動構築することもできますし、

例えばロードバランサークラウド上に構築できたりします。

 

また、課金体系は(基本的に)時間単位のため、

オンプレでは機器調達も含めると1億円はくだらないビッグデータの検証も

数千円で実施できたりするとことが、クラウドを使用するとても大きなメリットです。

 

また、セキュリティはどうなの!?と

不安になるケースもあるかと思いますが、

僕個人の意見としては、

まず、”使い方さえ間違えなければ問題ない”です。

それはオンプレに構築するケースでも同様で、

あくまで環境の作り方の話なので、

"猫も杓子もユーザ次第"なわけです。

 

AWSがここまで普及したことを考えると、

・問題となるケースがないと判断した企業が大多数である

・実装されている"機能的に"問題はないと考えられる。

Amazonサイドもセキュリティに注力していないわけがない

と判断するのが妥当かと思います。

 

現に、第三者からもセキュリティリーダーとして認定されているようです。

Forrester Security Wave

 

また、使い方という言葉に触れましたが、

構築の方法や設計思想がわからない場合は、

サポート企業にヘルプするなり、AWSからプロを呼ぶなりするのも

大きな選択肢の一つですね。

コストを抑えて構築して、ノウハウは適宜共有してもらう。

これがいいんじゃないでしょうか。

 

最後に、セキュリティに関して面白い資料を見つけたので

リンクを張って終わりにしたいと思います。

speakerdeck.com

 

女性からの相談に似てる

 -「今の職場やめようと思ってるの」

 -×「次の職場は決まってる?資格はあるの?そんな簡単に会社辞めるとかどうなの?」→モテない

 -○「頑張ってるんだね、何かあった?」 

 まさにその通りですね。

 

こんな感じでシンプルに説明することをシリーズ化していきたいと思います。

DeepDive的なやつもちょこちょこ乗っけていけるといいなーなんて思ったり。

 

それでは。良きクラウドライフを。